2023年3月16日
株式会社ビズヒント

 Visionalグループの株式会社ビズヒント(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:関 哲)が運営する、クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)」(https://bizhint.jp/ 以下、BizHint)は、2月の人気記事ランキング(※1)を基に、中小企業の決裁者が注目しているトレンドやポイントを、中小企業コンサルティングの専門家である井領 明広氏(つづく株式会社)の分析を踏まえて動向レポートとして発表しました。

 

■つづく株式会社 代表取締役 井領 明広氏
 早稲田大学商学部卒業。NTT Data intra-mart社にてワークフローシステムの営業に従事。後、クラウド会計ソフトを扱うfreee株式会社にて導入支援、マーケティング、営業を歴任。2017年、SaaS導入支援に特化したつづく株式会社を創業。地方中小企業のデジタル化を支援する。

井領氏が語る 2月の人気記事から見えた注目ポイント
 今回紹介されている3つの組織には共通して、心理的安全性が高い、現場からのアイデアがあふれている、情報がオープンであるなどの特徴が見られました。トップの考えももちろん重要ですが、一人が引っ張るのではない、対話やアイデアを生む組織運営こそが競争優位性につながっていると思われます。「全メンバーによる底力」がこれからの鍵になると考えさせられました。

■2023年1月人気記事ランキング1〜3位とその分析

1位:弘栄設備工業株式会社 船橋 吾一 代表取締役社長(株式会社弘栄ドリームワークス 代表取締役会長)のインタビュー記事
社長にしかできない2つの責務。戯言と思われても10年貫いた「社員との対話」が地方中小を急成長させた

 2012年の社長就任以降、40億だった売上を140億にまで成長させた、山形の設備工事業・弘栄設備工業株式会社/株式会社弘栄ドリームワークスの船橋さん。周囲の理解を得られない、協業パートナーが見つからないなど苦難の時期もありましたが、自社を「業界に生かされるのではなく、自らが生きる道を、自ら作る会社」に転換すべく奔走してきました。その根底にあったのは、船橋さんが考える「社長にしかできない2つの責務」。果たしてその責務とは?
記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/733314

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 今の組織を牽引する新規事業に加え、従業員との「対話」に象徴されるように、心理的安全性の浸透を図る組織運営が、これほどまでの急成長に寄与したと考えられます。自分たちの道を切り拓く「ベンチャー魂」というのは、若い会社だけの話ではなく、事業が継続・存続するためにも必要なのだなと考えさせられました。

2位:株式会社陣屋 宮﨑 知子 代表取締役女将のインタビュー記事
「人が辞めない組織」の絶対条件。経営危機から復活を遂げた老舗旅館から学ぶ、組織づくりの神髄

 借金10億円、離職率は33%、従業員の危機意識は希薄、仕事の進め方は前近代的。そんな老舗旅館を事業承継することになった株式会社陣屋の宮﨑さん。従業員の戸惑いもありましたが「強引にやらないと、旅館が潰れる」という信念を持ってシステム化を推し進め、ついに黒字化を実現、離職率も3%に改善しました。組織変革には「信頼関係」と「想像力」が必要だと語る宮﨑さんに、その道筋と思いを伺いました。

記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/728216

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 システム化において、生産性アップはもちろん「情報の透明性による働き方、意識変革」にこだわったという点が興味深いです。従業員の情報格差がなくなれば、心理的安全性が高い現場が生まれ、チームワークも向上する。これこそがDXの底力だと感じました。

3位:王宮/道頓堀ホテルグループ 橋本 正権 代表取締役社長、橋本 明元 専務取締役のインタビュー記事
松下幸之助の「ダム式経営」が会社を救った。「1円でも売上を」全社で遂げたV字回復

 競合の攻勢によりピンチに陥るも、海外の個人客に活路を見いだし、業績をV字回復させた大阪の王宮/道頓堀ホテルグループ。しかしその後、会社に襲いかかったのがコロナ禍でした。全事業がストップし、収入はゼロとなりましたが、先代社長から続けてきた松下幸之助の「ダム式経営」によって会社は生き永らえ、従業員の雇用を守り抜きます。そして全社を挙げての「1円でも売上を」という取り組みから新サービスが生まれるなど、確実に回復への歩みを進める同社。その経緯を伺いました。
記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/739068

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 インバウンドの成功を「実力以上だった」と評し、自分たちの本当の強さ・競争優位性を身につけようという姿勢が、今回の回復につながっているのではないでしょうか。ホテルのサービスを「お部屋を提供する」から「空間を提供する」と視座を高めて新サービスを生み出したことで、事業は今後も継続的に成長していくのではと感じます。

また、4〜8位は以下のようなランキングとなりました。


4位:「自分は誰一人幸せにできていない」と気付いた社長。女性アルバイトを頼り、ブラック企業はV字成長を遂げた。
記事URL▶https://bizhint.jp/report/733060
5位:京都の丁稚で得た「最も大切なもの」。山形で200年・10代目が説く「絶対にやってはいけないこと」
記事URL▶https://bizhint.jp/report/736640
6位:大人気のシャトレーゼ。成長を続ける理由
記事URL▶https://bizhint.jp/report/733822
7位:リーダーは「やりがい」を口にするな。稲盛和夫ら先人の教えを愚直に実践しV字成長へ
記事URL▶https://bizhint.jp/report/739038
8位:リーダーの唯一の役割は“やめる”を決めること。上場を止め3事業撤退。半減した社員と最高売上に辿り着いた軌跡
記事URL▶https://bizhint.jp/report/737864

 BizHintはこれからも日本最大級(※2)の決裁者向けBtoBマッチング支援プラットフォームとして、読者のインサイトを分析し、経営課題の解決や生産性向上に役立つコンテンツの配信を中心としたソリューションを提供してまいります。
(※1)BizHintが配信するニュースレター「経営者のためのオリジナルコンテンツ(約30万通)」における決裁者会員の閲覧数ランキング
(※2)会員数は50万人超。役職者比率が高く、決裁者(部長・事業部長以上)の資料ダウンロード数(約8,000件/月)は日本最大級

BizHintは、中小企業経営者の悩みに正面から向き合い、課題解決に繋がる情報発信を日々行っています
拡大
BizHintは、中小企業経営者の悩みに正面から向き合い、課題解決に繋がる情報発信を日々行っています

【BizHintについて】

 クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)」では、さまざまな危機を克服した注目企業のインタビュー記事やDX推進に関する事例など、全国の経営者が抱える悩みに正面から向き合い、課題解決に繋がる情報を発信しています。
 会員数は50万人超。役職者比率が65%以上、決裁者(部長・事業部長以上)のBtoBソリューション資料ダウンロード数(約8,000件/月)は日本最大級です。

https://bizhint.jp/

 

【株式会社ビズヒントについて】

 「本気でチャレンジする企業に『誇り』を。」というミッションを掲げ、日本最大級の決裁者向けBtoBマーケティング支援プラットフォームを運営。中小企業経営者をターゲットとした会員制ビジネスメディアや、IT・クラウド活用を目指す経営者の情報ニーズに向き合った企画を通じ、DX推進、事業承継、組織改革といったテーマに関する実践的なコンテンツをお届けしています。
BtoBソリューション提供企業のマーケティング活動のパートナーとして、互いの持続的な成長を目指しながら伴走し、社会に新たな価値を生む中小企業向けBtoBマーケティングのリーディングカンパニーを目指します。

https://www.visional.inc/ja/bizhint.html

 

【Visionalについて】
 「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。