2023年7月20日
株式会社ビズヒント

 Visionalグループの株式会社ビズヒント(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:関 哲)が運営する、クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)https://bizhint.jp/」は、6月の人気記事ランキング(※1)を基に、中小企業の決裁者が注目しているトレンドやポイントを、中小企業コンサルティングの専門家である井領 明広氏(つづく株式会社)の分析を踏まえた動向レポートとして発表しました。

 

■つづく株式会社 代表取締役 井領 明広氏
 早稲田大学商学部卒業。NTT Data intra-mart社にてワークフローシステムの営業に従事。後、クラウド会計ソフトを扱うfreee株式会社にて導入支援、マーケティング、営業を歴任。2017年、SaaS導入支援に特化したつづく株式会社を創業。地方中小企業のデジタル化を支援する。

井領氏が語る 6月の人気記事から見えた注目ポイント
 変化する時代の中で、急激な成長や大きな事業転換をした事例が並びました。もちろんどの事例も一歩ずつ切り替えを行ってきた結果なのは間違いありませんが、読者の「このままではいけない」という思いから、ダイナミックな改革事例が注目されたのでしょう。記事にも「まずは信頼関係や意味付けから」とあるように、一足飛びでは難しいですが、裏を返せば、人は誰でも変革が起こせると自信を持ってよいのではないでしょうか。

■6月人気記事ランキング1〜3位とその分析
1位:株式会社PHP研究所 人材開発普及部/人材開発企画部 的場 正晃部長のセミナー記事

上司の優しさだけでは組織は成長しない。松下幸之助も語った「部下の主体性を高める」2つのカギ
 組織の成長には、会社の目指すべき方向性に共感し、社員一人ひとりが主体的に動ける状態が必要です。ここで不可欠なキーワードが「エンゲージメント」です。実際、エンゲージメントが高い社員は生産性も高いことが分かっています。しかし、小手先だけのテクニックを駆使するだけでは良い結果は望めません。組織の成長に繋がるよう人の心を動かすためには何が必要か。的場さんが所属するPHP研究所の創設者・松下幸之助氏の言葉をはじめ、先人たちが残した教訓からそのカギとなるものを追っていきます。
記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/796613

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 エンゲージメント向上と聞くと、働く従業員の変化やモチベーションの話に聞こえてしまいますが、最終的にはマネジメント、リーダー層が「どうふるまうか」「どう伝えるか」が重要であることがわかります。組織と個人の異なる使命感や意味付けを調整していくための出発点として「関係の質」が言及されるように、起点にあるのはマネジメント、リーダー層側の意欲や振る舞いである点が興味深いです。

2位:株式会社XEN GROUP 高畑 洋輔 代表取締役のインタビュー記事

「君がそんなだから社員が幸せになれない」強烈な叱責で目が覚めた。稲盛和夫氏の教えが企業変革の礎に

 元いまでこそ、多角経営の成長企業として評価の高い香川県のXEN GROUP。しかし、高畑さんの入社当時は経営も社内の空気も極めて厳しいものだったそうです。そんな中、京セラ創業者・稲盛和夫氏が主宰する「盛和塾」の勉強会に出席した高畑さんは「経営における燃える闘魂」を語ったところ、先輩経営者から厳しい叱責を受けてしまいます。高畑さんはどんな考えに陥っていたのか、また、その叱責からどのように会社を変革に導いていったのかを伺いました。

記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/799886

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 フィロソフィーや自分の理念が浸透した人材を採用し、さらには「全従業員と対話」を通じて、理念のチューニングを怠らない。このあきらめない愚直さが事業成長を牽引しているのでしょう。他方で、誰でもできる仕組みづくりなど、業務の標準化・平準化を通じた土台作りも合わさって、高い成長性を実現していると感じました。

3位:丸駒温泉旅館 日生下 和夫 代表取締役のインタビュー
リーダーは「順番」を間違えるな。再生請負人、経営破綻から1年でV字再生。三方良しの仕事術。

 2021年に民事再生法の適用を申請した北海道・丸駒温泉旅館の再建を託され社長となった日生下さん。星野リゾートで旅館・ホテル運営や経営再建の経験を積んだ日生下さん流の企業再生は「変革の教科書」と語るコッターの変革8段階に沿って進められます。しかし、「変革の前には必ず行わなければならない『ゼロ段階』がある」と日生下さんは力説します。お客様や地域に喜ばれ、さらにわずか1年で会社の業績をV字回復させた、そのロジカルかつ情熱溢れる仕事術に迫ります。
記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/800573

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 どうしても最初は改革のため、事業の変更やビジョンの策定などに手を出しがちで、ゼロ段階としての信頼獲得というのは簡単なようで難しいものです。一緒に仕事をする中で「このようにしてはどうだろう」と代替案の提示からゆるやかに入る点に感心します。やはり、何をするかではなく「誰が伝えるのか」が重要であると考えさせられます。

また、4〜8位は以下のようなランキングとなりました。
4位:潰れるはずだった会社がV字回復。大量退職・クーデター・リーダーの孤独から、隈研吾の小屋を売るまで
記事URL▶https://bizhint.jp/report/795936
5位:ANA顧問・元自衛隊司令官が語る「リーダーの3つの責務」
記事URL▶https://bizhint.jp/report/791261
6位:「お金のことばかりじゃないか」と目が覚めた経営者。16年貫いた「人材教育」が会社を急成長させた
記事URL▶https://bizhint.jp/report/800764
7位:「経営者として失格だ」強烈な叱責で目が覚めた。社長が追求した“若手が辞めない組織”3つの極意
記事URL▶https://bizhint.jp/report/793611
8位:「ダメ組織」にしない2つの鉄則。ホワイト企業リーダーの危機感
記事URL▶https://bizhint.jp/report/798671

 

 BizHintはこれからも日本最大級(※2)の決裁者向けBtoBマッチング支援プラットフォームとして、読者のインサイトを分析し、経営課題の解決や生産性向上に役立つコンテンツの配信を中心としたソリューションを提供してまいります。
(※1)BizHintが配信するニュースレター「経営者のためのオリジナルコンテンツ(約30万通)」における決裁者会員の閲覧数ランキング
(※2)会員数は55万人超。役職者比率が高く、決裁者(部長・事業部長以上)の資料ダウンロード数(約1万件/月)は日本最大級

【BizHintについて】

クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)」では、さまざまな危機を克服した注目企業のインタビュー記事やDX推進に関する事例など、全国の経営者が抱える悩みに正面から向き合い、課題解決に繋がる情報を発信しています。
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インタビュー記事一覧 https://bizhint.jp/themes/366703/
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【株式会社ビズヒントについて】
「本気でチャレンジする企業に『誇り』を。」というミッションを掲げ、日本最大級の決裁者向けBtoBマーケティング支援プラットフォームを運営。中小企業経営者をターゲットとした会員制ビジネスメディアや、IT・クラウド活用を目指す経営者の情報ニーズに向き合った企画を通じ、DX推進、事業承継、組織改革といったテーマに関する実践的なコンテンツをお届けしています。
BtoBソリューション提供企業のマーケティング活動のパートナーとして、互いの持続的な成長を目指しながら伴走し、社会に新たな価値を生む中小企業向けBtoBマーケティングのリーディングカンパニーを目指します。
https://www.visional.inc/ja/bizhint.html

【Visionalについて】
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。
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