2022年9月14日
株式会社ビズヒント

 Visionalグループの株式会社ビズヒント(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:関 哲)が運営する、生産性向上・組織強化・DXなどをテーマに決裁者向けのBtoBマーケティングを支援するプラットフォーム「BizHint(ビズヒント)」(https://bizhint.jp/ 以下、BizHint)は、2022年8月における人気記事ランキング(※1)から、企業の決裁者が今注目されているポイントやトレンドなどについて、中小企業のコンサルティングの専門家である井領 明広氏(つづく株式会社)の分析を踏まえて発表いたしました。

■つづく株式会社 代表取締役 井領 明広氏

 早稲田大学商学部卒業。NTT Data intra-mart社にてワークフローシステムの営業に従事。後、クラウド会計ソフトを扱うfreee株式会社にて導入支援、マーケティング、営業を歴任。2017年、SaaS導入支援に特化したつづく株式会社を創業。地方中小企業のデジタル化を支援する

井領氏が語る 8月の人気記事ランキングから見る中小企業決裁者の注目ポイント

 8月の人気記事ランキング上位の記事に登場する方々に共通するポイントは以下の3つでした。

  1. 不退転の気持ちで、諦めず実行する力がある
  2. 権限移譲によって、現場が物事をすすめる組織にしている
  3. 「人」と正面から向き合っている

 これは、経営者が課題と向き合い、その解決を社員と一丸となって当事者意識を持って解決していく姿が、読者の心に刺さっているからと考えられます。優れた経営者は、最初から優れた経営手法を持っているわけではないのです。

 マーケティングやデジタル活用は、経営を前に進めるための計測器や管理手法、いわば「道具」に過ぎません。今、経営者に求められているのは、決して道具にとらわれることではなく、「どこへ向かうのか」という目的・ビジョンをしっかり持つこと。今回の記事のランキングからは、そんなヒントが読み取れます。

8月人気記事ランキング1〜3位とその分析

1位:島根電工株式会社 荒木恭司社長のセミナー記事【経済環境が厳しい山陰地方で売上180億。社員が辞めない会社になった「五方良し」の経営とは】

 

 超過疎地と言われる山陰地方にある会社が、売上180億円を記録し、離職率1%の社員が辞めない会社へと発展した「五方良し」の経営とは何か?他にも「週3日のノー残業デーと月1回のプレミアムフライデーを続けられる理由」「会社のビジョンを作るよりも大事な共感と行動」など、厳しい経営環境下における幸せな組織作りについて、荒木社長が語ったセミナーの模様を記事化。

記事本文はこちらから>>https://bizhint.jp/report/670597

 

【井領氏が分析するランクインの背景 〜注目ポイント〜】

 「地方だから」「中小だから」など言い訳を並べる経営者が多い、と文中にありますが、かなり共感できます。やはり成果を出し続ける経営者は、自分の頭で考え、当たり前のことを当たり前に実行しています。裏を返せば、当たり前のことでも「実行」することがいかに難しいか、またそれを「継続」できるかが大きな分かれ道であり、読者にとって「耳が痛い」「その通りだ」というポイントを突いた記事に、多くの共感が集まったと考えられます。

2位:株式会社サン・クレア 中田知彦取締役社長兼COOのインタビュー記事【カイゼンが当然の自律組織はこう作る。負債50億を乗り越え、異例の稼働率95%のホテル。仲間探しは「1週間遊びにおいで」】

 

 低い稼働率と多くの負債を抱えた広島・福山のビジネスホテルを「伸びしろしかない」という気持ちで業務効率化や組織づくりを重ねて見事に成功。次は地方創生へと事業を拡大している株式会社サン・クレアの中田社長に、組織作りや売上・利益の高め方、そして志を同じくする人材との出会い方について語っていただいた。

記事本文はこちらから>>https://bizhint.jp/report/672715

 

【井領氏が分析するランクインの背景 〜注目ポイント〜】

 ホテルという「在庫が繰り越せない」というビジネスモデルの中で、価格を変動させるダイナミックプライシングを先行して導入したり、利益を追求する姿勢を前例の少ない地方都市において実現している点に興味が湧きました。システマチックな経営管理の一方で、人材面に関しては「志」「現場主導のカイゼン」など、権限移譲を進めたバランス感覚の良さに感嘆しました。

3位:株式会社吉村 橋本久美子代表取締役社長のインタビュー記事【「社長として失格です」からはじまった社内改革。元専業主婦の経営者が、自律型組織をつくるまで】

 父親から事業を継承し、社長に就任した橋本社長だが、直前まで主婦として生活していたため、経営のことはまったくわからず。社内からも「社長として失格です」とまで言われてしまう。そんな四面楚歌の状態から、コンプレックスを逆手に取ることで、チームビルディングに成功するまでの試行錯誤を語っていただいた。

記事本文はこちらから>>https://bizhint.jp/report/673555

 

【井領氏が分析するランクインの背景 〜注目ポイント〜】

 この記事は「自分の弱みを受け入れ、強みに転じること」「諦めず考え続け、実行すること」の強さを読者に強く印象づけています。利益が出た、商品がヒットした、などは結果にすぎず、その途中にある様々な葛藤やアプローチが重要であると記事は語っています。社長一人で抱え込まず、それぞれの分野に得意な社員を頼り、共創していく姿が印象的でした。

8月記事人気記事ランキング4〜10位

4位:「社員は不幸なのに会社は儲かる」は違うんじゃないか?ヒット商品を生んだ社長が「自身の経営は誤りだった」と自責した理由

https://bizhint.jp/report/670061
5位:社長の「勘と経験」だけでは必ず沈む。成長する中小企業が日々積み上げているものとは

https://bizhint.jp/report/667926

6位:「できない」ではなく「やらない」で、弱みすら強みに変える。業績不振を立て直し、進み続ける副社長の奮闘記

https://bizhint.jp/report/665406
7位:組織が成長しないのは自分のせいだった。売上の8割を失っても決して諦めなかった社長が得た教訓

https://bizhint.jp/report/667578
8位:“夢物語”を否定する幹部社員と山に登るべき理由。「生き延びるため何でもやった」社長が今、目指すもの

https://bizhint.jp/report/669991
9位:社長の器以上に会社は成長しない。ではどうするか?

https://bizhint.jp/report/673424
10位:『老後を安心して過ごしたい』『月収100万が欲しい』あなたは社員の夢を、本気で叶えようとしていますか?

https://bizhint.jp/report/669961

 BizHintはこれからも日本最大級(※2)の決裁者向けBtoBマッチング支援プラットフォームとして、このような読者のインサイトを分析した上で、サービスリード獲得・認知拡大・集客などのコンテンツ配信を中心にさまざまなソリューションを提供してまいります。

【クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint」について】

 生産性向上、組織強化、DXなどをテーマに、決裁者向けのBtoBマーケティングを支援するメディアプラットフォーム「BizHint」。リード獲得・認知拡大・集客などのコンテンツ配信を中心にさまざまなソリューションを提供しています。

 (※)会員数が45万人超&役職者比率が高く、決裁者(部長・事業部長以上)の資料ダウンロード数(平均約7,000件/月)は日本最大級

https://bizhint.jp/

 

株式会社ビズヒントについて】

 「本気でチャレンジする企業に『誇り』を。」というミッションを掲げ、日本最大級の決裁者向けBtoBマッチング支援プラットフォームを運営。中小企業経営者をターゲットとした会員制ビジネスメディア「BizHint」や、IT・クラウド活用を目指す経営者の情報ニーズに向き合ったイベントの企画・運営を通じ、DX推進、事業継承、組織改革といったテーマに関する実践的なコンテンツをお届けしています。

 BtoBソリューション提供企業のマーケティング活動のパートナーとして、互いの持続的な成長を目指しながら伴走し、社会に新たな価値を生む中小企業向けBtoBマーケティングのリーディングカンパニーを目指します。

https://www.visional.inc/ja/bizhint.html

 

【Visionalについて】
 「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。