2023年8月22日
株式会社ビズヒント

 Visionalグループの株式会社ビズヒント(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:関 哲)が運営する、クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)https://bizhint.jp/」は、2023年上半期(1月〜6月)に配信した、人気の記事ランキングとオリジナルホワイトペーパーのダウンロードランキング(※1)を基に、中小企業の決裁者が注目しているトレンドやポイントを、中小企業コンサルティングの専門家である井領 明広氏(つづく株式会社)の分析を踏まえた動向レポートとして発表しました。

 

■つづく株式会社 代表取締役 井領 明広氏
 早稲田大学商学部卒業。NTT Data intra-mart社にてワークフローシステムの営業に従事。後、クラウド会計ソフトを扱うfreee株式会社にて導入支援、マーケティング、営業を歴任。2017年、SaaS導入支援に特化したつづく株式会社を創業。地方中小企業のデジタル化を支援する。

井領氏が語る 2023年上半期の人気記事・資料から見えた注目ポイント
 ビジネスの本丸は「事業価値の提供」と「収益獲得」の2つです。これは「市場から支持され、事業が継続すること」とも言い換えられるでしょう。そのため、マネジメント手法やフレームワークなどさまざまなノウハウが登場しますが、時代の変化が早ければ陳腐化も激しいもの。さらに自国の商習慣や自分の業種ドメインに適切かもしっかり見極める必要もあります。今回は、学びのニーズがあるものや、自身でトライアンドエラーしながらこれでいいのだろうかと悩んでいる方たちの興味・関心が、ランキングに現れたのではないでしょうか。

■2023年上半期人気記事・資料1〜3位とその分析
記事1位:株式会社識学 入澤 勇紀 上席コンサルタントのセミナー記事
ダメ上司ほど部下から好かれようとしがち。“成果を出せないチーム”にしないためのマネジメント術

 多くの企業で課題として挙げられる組織マネジメント。悩む管理職が多い一方で、「成功企業が行っているマネジメントには共通点がある」と入澤さんは語ります。
本記事では、「部下が考え行動すべき機会を上司が奪う」などのマネジメントが機能しない4つの原因と、「ルールをつくり、守らせる」や「部下との距離感を適切に保つ」といった、再現性の高いマネジメントスタイルを確立するための3つのポイントを解説します。

記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/750689

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 頻度の高い1on1やフラットな関係...どのアクションも「良いであろう」とされてきたものばかりで、「これらがダメなのか?」と驚く読者も多いでしょう。もちろん前提条件や事業構造により違うこともありますが、大切なのは「事業成果を出す」ことであり、マネジメントは手段にすぎないということです。そのためにも、記載のような機能しないマネジメントが自身に牙をむく可能性もあると覚えておかなければいけません。

記事2位:よーじやグループ  國枝 昂 代表取締役社長のインタビュー記事
あぶらとり紙のよーじやは崩壊寸前だった。経営を立て直すため3年で進めた3つの『脱』

 90年代に訪れたあぶらとり紙ブームにより急成長を果たした「よーじや」。しかしその後に残ったものは、減少する売上や組織の硬直化という問題でした。崩壊寸前の会社を立て直すため、30歳で5代目代表取締役に就任した國枝さんが行った「3つの『脱』」とは?
本記事では、「創業家としての責任感」をエネルギーに今なお邁進する國枝さんに、改革の進め方や従業員との関わり方を語っていただきました。

記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/770727

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
 強硬手段で組織改革を進める事例は多いものの、「意見があまり無い、まっしろな状態で話を聞いてくれる人」にフォーカスして、立て直しを目指した点が興味深いです。この「まっしろ」で変革意欲のある若手を登用した部分が、いまのよーじやを支えていると考えられます。

記事3位:稲盛和夫が遺したもの─稲盛メソッドの実践者たちが大切にしていること─ その1

 「経営の神様」と呼ばれた稲盛和夫氏。彼の言葉は現在でも多くの経営者に大きな影響を与えています。
本記事では、稲盛メソッドを大切にしながら実践し、経営の根幹を「利他」の心とする、宮田運輸の代表取締役社長・宮田博文さんと、ボイスコーポレーションの代表取締役・阿部ひとみさんに話を伺いました。2人が語る「利他」の心の意味と、その根底に流れる稲盛氏の哲学とは。

記事URL▶︎https://bizhint.jp/report/734535

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
一見、「利他」というのは、直接的には利益に繋がらないように見えます。しかし、結局のところ利益とは、誰かに利益をもたらした「リターン」として存在するものです。そういう意味で「利他」の心こそが最終的に大きなメリットをもたらすということを、読者は繰り返し理解する必要があるでしょう。

ホワイトペーパー1位:できる上司は「いつでも相談して」と言わない!企業の取り組み調査から見えた 心理的安全性のNGワード

日々業務を進める中で、「何か意見ないかな?」「いつでも相談して」という言葉を部下に投げかけていませんか?これらの言葉は、一見心理的安全性の浸透に貢献しそうですが、実はある落とし穴が潜んでいるのです。
本資料では、昨年実施した『組織の心理的安全性に関する調査』の結果に基づいた、組織の心理的安全性を浸透させる中で「失敗したケース」や「浸透の妨げとなった言葉」について解説。同時に問題解決に役立つヒントも提供します。

記事URL▶︎https://expo.bizhint.jp/document/795164

※リンク先では、心理的安全性チェックシートを追加した「増補版」がダウンロードできます

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
アンケートから、心理的安全性を浸透させたい企業が増えている一方で、浸透することで「組織のぬるま湯化」などに繋がるリスクもはらんでいることがわかります。ビジネスのゴールは「心理的に安全」であることではありませんが、そこを履き違えてしまうと、ビジネス活動が減速したり、経営の意思決定プロセスそのものを変えてしまう懸念があるため、企業は十分に注意しなければいけません。

ホワイトペーパー2位:アンガーマネジメントで学ぶ、「できる上司」の叱り方

 アンガーマネジメントは、アメリカで70年代に提唱され普及した心理トレーニングで、幅広い分野で採用されています。怒りを適切に表現できれば、互いの理解が深まり、信頼関係の構築や問題解決に繋げることもできます。
本資料では、アンガーマネジメントが注目される背景やそのメリット、怒りの種類やタイプを知ることで、怒りをコントロールしたり、気持ちを整理する方法、上司が部下を叱るときに気をつける具体的なポイントなどを解説します。

記事URL▶︎https://expo.bizhint.jp/document/785650

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
「怒らない」「怒りを我慢する」のはアンガーマネジメントではないということに注意が必要です。怒りが現れる仕組み自体は「理想と現実のギャップ」であるというシステムを理解した上で、怒りが生じた際に適切に対処できるかどうかがポイントです。怒りの正体を理解し、状況に応じてシステマチックに対応する。それはマネージャー個人の問題ではなく、組織全体で意識すべきものでしょう。

ホワイトペーパー3位:PDCAはもう古い?話題のフレームワーク OODAループで組織の意思決定が早くなる
 OODAループは、アメリカ空軍大佐であったジョン・ボイド氏が考案した戦略の一般理論です。計画や上司からの指示に従って動くのではなく、個々の意思決定者がその場でデータの収集や分析・意思決定を行い、実行に移す点が大きな特徴です。
本資料では、今OODAループがビジネス分野で注目されている理由やPDCAサイクルとの違い、5つの構成要素、適用する際のポイントなどについて解説します。

記事URL▶︎https://expo.bizhint.jp/document/801213

【井領氏が分析するランクインの背景と注目ポイント】
​かつて「改善」や「コスト削減」がビジネスの中心であった時代は、PDCAサイクルを回すことで競争優位性が高まっていたかもしれません。しかし、先が読めない時代において、「Plan」が難しくなるケースも多くなってきました。そんな時にOODAループを利用すれば、変化が激しい状況の中で、どのようにアクションを踏み出せるかを考えることができるでしょう。

 BizHintはこれからも日本最大級(※2)の決裁者向けBtoBマッチング支援プラットフォームとして、読者のインサイトを分析し、経営課題の解決や生産性向上に役立つコンテンツの配信を中心としたソリューションを提供してまいります。
(※1)BizHintが配信するニュースレターにおける決裁者会員の閲覧数ランキング
(※2)会員数は56万人超。役職者比率が高く、決裁者(部長・事業部長以上)の資料ダウンロード数(約1万件/月)は日本最大級

【BizHintについて】

クラウド活用と生産性向上の専門サイト「BizHint(ビズヒント)」では、さまざまな危機を克服した注目企業のインタビュー記事やDX推進に関する事例など、全国の経営者が抱える悩みに正面から向き合い、課題解決に繋がる情報を発信しています。
会員数は56万人超。役職者比率が65%以上、決裁者(部長・事業部長以上)のBtoBソリューション資料ダウンロード数(約1万件/月)は日本最大級です。

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【株式会社ビズヒントについて】
「本気でチャレンジする企業に『誇り』を。」というミッションを掲げ、日本最大級の決裁者向けBtoBマーケティング支援プラットフォームを運営。中小企業経営者をターゲットとした会員制ビジネスメディアや、IT・クラウド活用を目指す経営者の情報ニーズに向き合った企画を通じ、DX推進、事業承継、組織改革といったテーマに関する実践的なコンテンツをお届けしています。
BtoBソリューション提供企業のマーケティング活動のパートナーとして、互いの持続的な成長を目指しながら伴走し、社会に新たな価値を生む中小企業向けBtoBマーケティングのリーディングカンパニーを目指します。
https://www.visional.inc/ja/bizhint.html

【Visionalについて】
「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。
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