〜独自の情報共有機能で特許取得。個別対応件数が半分以上削減した事例も〜

2022年2月15日
ビジョナル・インキュベーション株式会社

 Visionalグループのビジョナル・インキュベーション株式会社(所在地:東京都渋谷区/代表取締役社長:村田 聡)が運営するクラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」(https://assured.jp/ja/provider/)は、クラウドサービス事業者のセキュリティチェック対応を効率化するサービスを2022年2月15日(火)に正式リリースし、無料で提供を開始します。また、クラウドサービス事業者が、自社サービスのセキュリティ情報の公開範囲を設定できる独自機能で特許を取得したことをお知らせします。

 

クラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」について

 Assuredは、国内外のクラウドサービスのセキュリティリスク評価情報を一元化したデータベースです。従来、各社が独自で行ってきたクラウドリスク評価業務のプロセスをデータベース上で一元管理することで、クラウドサービス利用企業とクラウドサービス事業者双方の業務効率化を実現します。
 

クラウド事業者向けサービスを無料で提供開始。
先行利用企業ではセキュリティチェック対応工数を半分以上削減

 一方で、クラウドサービス事業者はこれまで、取引先などからのセキュリティチェック依頼に対して、企業ごとに個別対応する必要がありました。各社で質問項目が異なるセキュリティチェックシートに、回答担当者(開発部門やセキュリティ部門など)が都度対応するため、非常に非効率で、迅速なサービス提供を阻む一因となっています。

 

 そこで、このたびAssuredは、クラウドサービス事業者向けにセキュリティチェック対応を効率化し、取引先などへの迅速かつ安全なクラウド提供を実現するサービスを正式リリースし、無料で提供を開始します。

 

<具体的な機能>

  1. 自社サービスのセキュリティセルフチェック機能
     
    複数のセキュリティフレームワーク・ガイドラインに基づき網羅的に作成されたフォーマットに回答し、自社サービスの情報を登録することで、CISA等のセキュリティの専門資格を有するAssuredのリスク評価チームがセキュリティ対策レベルを評価し、100点満点で採点します。これにより、顧客の信頼獲得に必要なセキュリティ対策事項の把握が可能です。
     
  2. 自社サービスのセキュリティ情報の一元化による共同管理機能
     自社サービスのセキュリティ情報を複数名で共同管理ができます。コメントや回答担当者アサイン、バージョニング機能で、点在しがちな最新のセキュリティ情報をAssured上で一元化し、 漏れなくスピーディーにセキュリティ情報を取引先に提供することが可能です。
     
  3. クラウド利用企業への情報共有・公開範囲設定機能(特許取得)
     Assuredに登録したセキュリティ情報を、Assuredを利用していない取引先(クラウド利用企業)に対しても送付可能です。さらに、セキュリティ情報の公開範囲を設定することにより、開示したい企業にのみ情報を公開できるAssured独自の機能で特許を取得しており、機微なセキュリティ情報の公開範囲を自社で適切に管理しながら、お客様との信頼関係構築を実現します。
     

 先行利用企業(クラウドサービス事業者)では、商談時などにお客様からセキュリティチェックシートへの対応依頼を受けた際の一次回答として本機能を活用することにより、個別対応の件数を半分以上削減できた事例もあり、回答従事者の大幅な工数削減とビジネススピードの向上に寄与しています。

 

<利用方法>
・費用:無料(オプション等による追加料金は発生しません)
・お問い合わせ/お申し込みURL:https://assured.jp/ja/provider/

ビジョナル・インキュベーション株式会社 Assured事業部
事業部長 大森 厚志 コメント

 Visionalグループも、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズなどのクラウドサービスをお客様に提供しています。そのなか、お客様からいただいたセキュリティチェックシートへの回答に開発部門の管理職が複数人で記入やレビューを行うなど、非常にアナログで属人的なプロセスが必要で、迅速なサービス提供を阻む一因になっていました。このことからも、お客様にご負担をかけず、安全かつスピーディーにサービスをご利用いただくため、クラウドサービスのセキュリティ情報を一元化することの重要性を確信しております。
 先行利用企業様においては、大幅な工数削減に繋がったことで、お客様へのサービス提供が円滑化した事例も多数生まれています。Assuredは、クラウドサービスのセキュリティリスク評価情報をデータベースに一元化することで、クラウドサービス利用企業・事業者双方の生産性向上に寄与していきたいと考えています。

 

【クラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」について】
 Assuredは、国内外のクラウドリスク評価情報を一元化したデータベースです。セキュリティの専門資格を保有するリスク評価チームが、主要なセキュリティガイドラインやフレームワークに基づき調査した最新のセキュリティリスク評価情報を提供します。これにより、各社が独自で行ってきたクラウドリスク評価業務を効率化し、企業の安全なクラウド活用を実現します。
URL:https://assured.jp/ja/

 

【ビジョナル・インキュベーション株式会社について】
 「新しい可能性を、次々と。」をミッションとするVisionalグループの新規事業開発を担う。脆弱性管理クラウド「yamory(ヤモリー)」、クラウド活用と生産性向上の専門サイト 「BizHint(ビズヒント)」、クラウドリスク評価「Assured(アシュアード)」を運営。2020年2月、グループ経営体制への移行にともない、株式会社ビズリーチの新規事業開発組織を分社化し新設。
URL:https://visional.inc/visional-incubation/

 

【Visionalについて】
 「新しい可能性を、次々と。」をグループミッションとし、HR Tech領域を中心に、産業のデジタルトランスフォーメーション(DX)を推進するさまざまな事業を展開。「ビズリーチ」をはじめとした採用プラットフォームや、人財活用プラットフォーム「HRMOS」シリーズを中心に、企業の人材活用・人材戦略(HCM)エコシステムの構築を目指す。また、事業承継M&A、物流Tech、サイバーセキュリティ、Sales Techの領域においても、新規事業を次々に立ち上げている。